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よしもとばなな さんが子育てについて書かれた本
すぐそこのたからもの
雑誌’ミセス’に2009年から2010年にかけて連載されてたそうだ
その中にこんな一説があった

 チビが色とりどりのパッケージに入ったインスタント食品をどうしても食べてみたいと言うので、ふだんは食べないんだけれど、買ってあげた。
 すごく喜んで食べてみてから、チビはこう言った。
「楽しみにしてたんだけど、食べてみたら、あんまりおいしくない。ママのごはんのほうが味がいい」
「そりゃあ、そうでしょう」
 とさりげなく答えながら、やった~!と内心私は思っていた。面倒でも、手間でも、よい食材で作った子どもっぽくない地味な食事を地道に作り続け、食べさせ続け、そして報われたのだと思った。

 そんな平和な時間は、実は忙しい親たちの大変な努力のうちに生み出されているけれど、実際はさりげなく過ぎていくし、まるでいつまでもいっぱい、とりほうだいにあるかのように、チビには見えているだろう。そのつみかさねがきっと平和な人間を創り、平和な人間が平和なともだち関係を創る。そう

 それはとても規模が小さいし、時間がかかることだけれど、どこまでも広がって何かの土台を作っていく。全ての親がそう思えたら、本当に報われると思う。

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食育って本当に大事だと思う
歳をとってなおさら思う
人間の身体は食によってできている 誤魔化しは効かない
しかも食って栄養素だけではない
そこには’愛’も含まれる

私自身は四国の山間部に生まれ育ち、季節ごと取られる野菜の新鮮さいっぱいのものばかり
また煮物ばかりが食卓にならんだ
「恵子 畑から○○とってこい」 の言葉で隣の畑からネギやオオバ 大根 玉葱 じゃがも等々
また夏はトマトやキュウリがわんさか 
秋はキノコや栗 
おやつなんて甘いものを買ってくれることもほとんどなく、季節の果物ばかり
みかんや梨 スイカやスモモやイチジク 干し柿など
今になって思うのはなんと贅沢なことだったのか
新鮮で、生命力いっぱいの食材ばかりが食卓にならんでいたことに気づかされる
美味しいことは本当に間違いがない
幼い時はそんなことは当然のことで、地味な食卓が嫌だなぁ~なんて思っていたけれど
今となってみれば風邪ひとつひかず健康な心身に感謝している

そしてそんな食習慣に慣らされて育てられた私はコンビニ弁当だけでは満たされない
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つい先日も旦那が慌ただしい私を気遣って、夜に弁当など買ってきてくれてると心底嬉しいと思うが、すぐ食べたい旦那を静止させて、旦那のお義母さんが育てている アシタバ などゆがきます
本当は天ぷらにしても美味しいけれど もっぱら茹でる
ビタミン、ミネラルが豊富です 高血圧の方におススメです
さっと熱湯にくぐらせるとネバネバしてくる これにポン酢をかけて
旦那が買っておいてくれた弁当とアシタバのお浸しと大根の味噌汁でアー幸せです